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Bメロの作り方とは?始まりと終わりのコードはほぼ決まっている?

LIFE

今回は作曲をしていく上で難関になりがちなBメロの作り方について、既存曲を用いて解説していきます。

♪この記事は以下の方へ向け♪

☑作曲をしているけどAメロからBメロもしくはBメロからサビへの展開がわからない方

☑Bメロの役割について知りたい方

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前提:Bメロの役割

Bメロの作り方の前に、サクッとBメロの役割について触れておきます。

BメロはAメロの流れを受けつつサビという盛り上がりに向けて徐々に高まりゆく雰囲気を演出するメロディです。

基本的にはAメロが明るめならBメロは落ち着いた感じ、Aメロが暗いならBメロは少し明るくしていくとバランスが取れていいと思います。

Bメロのクオリティが良ければサビをさらに際立たせることができる一方で、微妙だとサビが良かったとしてもいまいちな印象を与えてしまうので、他の部分同様重要な部分ですね。

これを踏まえて、次の項目からBメロの作り方について解説していきます。

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Bメロの作り方

Bメロを作る上でまず重要になってくるのが、Bメロの最初のコードと最後のコードです。

キーCならBメロの最初のコードはAmかF、終わりのコードはGの場合が多い

キーCの曲でBメロが存在する場合、最初のコードはだいたいFかAmで、終わりのコードはGの既存曲が多いです。

ダイアトニックコード表で確認すると、FはⅣ(4度)、AmはⅥ(6度)、GはⅤ(5度)。

 ⅱmⅢmⅥmⅦm(-5)
キーCCDmEmFGAmBm(-5)

キーGだと

 ⅡmⅢmⅦm(-5)
キーGGAmBmCDEmF#m(-5)

Bメロの始まりのコードは4度のCか6度のEm、終わりのコードは5度のDとなります。

理由は細かく説明すると難しいのですが、とにかくBメロの始まりのコードに迷ったらその曲のキーの4度や6度から始めてみることをおすすめします。

※一応説明しますが良くわからなかったら飛ばしてもらってもOKです。

Bメロの終わりのコードに5度が使われやすい理由は、5度がそのキーの中で緊張感を与えるコードだからです。(ドミナントと言われる。)

聞き手に早く安定したコードに移ってほしいと思わせる役割があり、1度は安定感のあるコードなので、5度の次は1度の場合が多いです。

サビ前の盛り上がっていく感じはいわば、緊張感が高まっている状態でもあり、それは5度のコードを弾いているときに感じやすい感覚です。

5度で緊張感が高まったところでサビ始まりの1度にドカン!と移行すると聞き手はスッキリする印象を受けるので、Bメロの終わりは5度がよく使われる、というわけなのです。

Bメロのコード進行

Bメロのコード進行はもちろん千差万別ではありますが、定番の形はあるので既存曲を例に紹介します。

Am→Em→F→G

あいみょんの「マリーゴールド」とか河村隆一の「BEAT」がこの形です。

イメージ的には少し落としてサビへの盛り上がりの助走をする感じ。

Am→Em→Am→Em→F→C→F→C→Am→Em→Am→Em→F→G

スピッツの「優しいあの子」のBメロのコード進行です。

明るい曲調から少し爽やかな曲調へ変化しつつ、サビへつないでいます。

F→C→F→C→F→C→G→A♭→Am→G→F→G

Oasisの「Don’t Look Back In Anger」のBメロのコード進行。

他の2つ同様に一回Aメロの流れを断ち切って落ち着きつつ、徐々にサビへ向けて盛り上がりを演出しています。

基本的には最後に5度のコードを使いサビに繋ぐ!

先に紹介した3つのBメロのコード進行を見てもらえればわかるように、基本的には5度のコード(キーCならGコード)でBメロを終えてサビに繋ぐとスムーズにメロディが繋がっていきます。

Bメロが思いつかない場合

Bメロが思いつかない場合はAメロからサビに行っちゃうパターンも大いにあり👍

この展開の仕方だと疾走感が出やすく、カッコいい雰囲気の曲になることが多いです。

また、自ずとメロディも減るので耳に残りやすいのもメリット◎

サビは知っているけどAメロBメロが思い出せないという事はよくあると思いますが、これはBメロが曲に深みを出している分一つ一つのメロディの印象が薄まってしまうことで起きます。

Bメロがなければこういうこともなくなるので、どうしても良い展開が思いつかなければ思い切ってカットすることも考慮に入れてみて下さい。

おすすめの作曲に関する本

作曲本に関しては、「作りながら覚える 3日で作曲入門」がおすすめです。

作曲本は難解で挫折しやすいものも多いですが、この本は音楽知識ゼロでもわかるように書かれていて、最初の一冊に最適。

また、コード進行で詰まったときは「名曲でわかるコード進行の秘密」を読むと解決できると思います。

名曲を例にして効果的なコード進行の解説がされているため、新しい曲の展開が思いつく手掛かりになります。

まとめ 

Aメロの雰囲気を変えて落ち着きつつも、サビへの盛り上がりを演出するBメロ。

Bメロの作り方に迷ったら4度か6度のコードから作り始めて、5度のコードでサビに繋ぐことを考えるのがおすすめです。

どうしてもうまくメロディが繋がらないなら思い切ってカットもしてしまうのもあり。

難しく考える必要はないし、既存曲のコード進行を真似してみてもいいと思います。

というわけで以上、Bメロの作り方の解説でした。

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