今回はMAXON社の10種類のオーバードライブ系エフェクターの比較レビューをしていきます(/・ω・)/
一般的には有名な3つのオーバードライブ(OD820、OD9、OD808)は軽く歪ませたアンプにブースターとして噛ませると絶大な効果を発揮するとされていますが、実際どんな音がするのか‥‥?
【MAXON】オーバードライブ10種の違いを比較しておすすめを解説【評価/レビュー】
10種の歪み量や音作りの幅などを比較していきます(‘◇’)ゞ
MAXON OD820
最初はMAXONでおそらく一番有名なOD820からスタート!(^^)!
中音域がグッと持ち上がりつつ、ちょっと歪みもプラスされているように聞こえます。(俗にいう鼻づまりサウンド)
ドライブを0にしてブースターとして使うとバンドのアンサンブルの中ではかなりの良い音に。
歪ませて使うならオープンコードのストローク主体の曲だとパワフルに弾けそうで、ポップなロックからギリハードロックまでカバー出来そうですね。
反面歪み量はそれほど多くないので、メタル系とかパワーコード主体の曲には相性悪し。
大きさはBOSSタイプのものと比べ大きいのでエフェクターボードを若干圧迫する可能性もありますね。
MAXON OD9
OD820に続いて比べるのはこれまた超有名なOD9!
さっそく音を聞いてみましょう。
OD820とめっちゃ似た音がします!
OD9も中音域に密集した音でスタンダードなロック向きで、聞いていて気持ち良い音ですね。
サイズは小さいのでコチラの方がコンパクトにエフェクターボードに収まるのでその点ではこれの方がよさそう。
国産で品質も安定していることが人気の理由です👍
MAXON OD808
続いても人気のOD808!
色合いや形はOD9に似てますがこれはどんな音がするのでしょうか。
先に紹介したOD820やOD9と比べるとこのOD808は歪みが多く中音域がややスッキリした乾いた音がしますね。
また、音圧も若干こちらの方が上でパワフルな感じ。
おなじMAXONのODでも音のキャラクターが微妙に違っていて面白いですね(^・^)
プロギタリスト達もこのOD808をブースターとして使っているとのこと。
MAXON OSD9
次はちょっと前3つと比べるとマイナーなOSD9というエフェクターです。
どんな音がするのでしょうか、、?
MAXON系のオーバードライブには珍しくあまり中音域に密集した音ではないですね。
名前の通りソフトに優しく歪むエフェクターでクランチ用かなって印象。
でもやろうと思えばドライブマックスでギリギリディストーションくらいには歪みますね。
これもほかのMAXONエフェクター同様ブースターとして使うことに定評がありますが、レンジがかなり広いので単体の歪みエフェクターとしても使い勝手がいいように思います。
MAXON OOD9
次はOOD9の紹介です\(^o^)/
オーガニックオーバードライブという名前ですがはたしてどんな音でしょう、、、
今まで聞いてきた中で一番歪みの強いオーバードライブ!
OSD9以上に結構ジャキジャキした高音域よりの歪みですね。
抜けがいいので、パワーコードで弾いたりするのにピッタリじゃないかと思います。
歪み0でも結構歪んでいてマックスだとメタルでもいけそう。
クリーンのアンプをこのOOD9で歪ませてOD820やOD9をソロの時ブースターとして使ったら面白そうです(*’▽’)
MAXON VOP9
続いてはOD9に外見がそっくりなVOP9です!
スイッチを音にした途端ふくよかでハリのあるサウンドになりましたね。
歪みは弱いかと思いきやマックスにするとOD9よりずっと粗く歪ませることもできる模様。
OD9というよりはサウンド的にはOD808に似ていて中音域のふくらみを抑えつつよりゲインをあげたのがこのVOP9だと感じました。
MAXON TOD9
次はなんと真空管が内蔵されたOD9の進化系、TODです(*’▽’)
音を聞いてみましょう。
tubeというツマミがこのエフェクタ―の肝!
tubeツマミをゼロにするとOD9とまったく同じ音が出てます。
tubeツマミをあげていくとよりパワフルでファットなサウンドが出ていい感じ(‘◇’)ゞ
音量もより稼げていて、もともと前に出てきやすいOD9のサウンドがさらに前面に表れてる、、、これはかなりすごいエフェクターだと思いますね。
これに慣れてしまうとOD9が物足りなくなる可能性も(;´∀`)
でも値段がこっちのほうが3000円くらい高いのでそれだけがマイナス点ですかね
MAXON OD808X
次はOD808の進化系OD808Xです。
個人的にあんまりお店で見かけたことないペダルですね~
色や見た目がMAXONっぽくないので気付かなかっただけかもですけど(/・ω・)/
サウンドを聞いてみましょう!
見た目は全然MAXONっぽくないけどスイッチを入れた瞬間、中音域がブーストされて前に出てくる感じがOD808に似ている!
OD808同様ドライブがゼロでも少し歪む模様(‘◇’)ゞ
OD808と比べているところを聞いてみるに、この808Xはよりハイゲインでギラついた音に感じました。
しかし、ハイゲインながらもコンプ感は控えめで右手のニュアンスをしっかり表現しやすいエフェクターです。
OD808で物足りなくなく感じたら試してみるといいと思います。
MAXON DB10
お次はちょっと変わり種、クリーンブースターです。
オーバードライブじゃないんかいって感じなんですけどブースターの役割をMAXONは担うことが多いので、それに特化したペダルはどんなサウンドなのか気になったのでレビューしますw
これは珍しいタイプですね。
それぞれクリーンチャンネルとヴィンテージチャンネルが独立していてインプットジャックとアウトプットジャックも2つずつ装備されてます。
レベルはゼロの状態でもスイッチ入れると音圧稼げるようです。
クリーンチャンネルは元の音にほぼ味付けせずに音量や音圧だけ上げたいときに使うといいでしょう。
ヴィンテージチャンネルは音量+音圧にさらに少しの歪みが加わる感じがします。
ステージでもチャンネルの使い分けで微妙な違いをしっかり表現できるのはうれしいですよね。
また、使い分けせずに2つのチャンネルの重ね掛けもできるので、ヴィンテージチャンネルで増幅した音がさらにクリーンチャンネルでも増幅させられて、かなりパワーとサスティーンのあるサウンドを作ることができます。
チャンネルが2つあると使い方の幅がかなり広がるので万能型のクリーンブースターだと思いました\(^o^)/
MAXON TBO9
最後はMAXONのオーバードライブで最終形態ともいえるTBO9です(/・ω・)/
真空管内蔵でブースターとして高い評価を受けていますがどんなエフェクターなのでしょうか。
さっそく音を聞いてみましょう!
これもほかのMAXONのエフェクター同様スイッチを入れた途端に音が太くなりますね。
歪みにブースターとして噛ませるとたしかにしっかりと音が前に出て一気にカッコ良いサウンドに。
真空管を使っているというだけあって本物のチューブサウンドを堪能できます(*’ω’*)
MAXONのエフェクターに多い特有の中音域×温かみのあるチューブサウンド、、、
相性抜群!
ドライブを上げると中音域がモコモコしすぎる感じがするので、MAXONの使い方として王道のクランチサウンドをブーストする使い方が最高ではないでしょうか。
まとめ
色々聞いてきましたが、同じMAXON社の歪みでも音のキャラクターがあって面白かったですね!
奥が深いオーバードライブ、、、、人気がある理由がわかった気がします。
イメージ的には冒頭述べた通りブースターとして評価されているものも多いですが、意外と単体の歪みとして使っても良い音を出すものも多いとわかりました。
個人的に一番欲しいエフェクターはTOD9。
サウンドが素晴らしすぎた👏
ネットだとお店に行って買うより断然安いので購入検討中です( ̄▽ ̄)
というわけで今回はこの辺で。
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