今回は低価格、ハイクオリティで世界中に人気のエフェクターメーカー「TC ELECTRONIC」のオーバードライブ7種を比較レビューしていきます。
全てが5000円付近の低価格帯かつ、トゥルーバイパス仕様なので、初心者の方や、ちょっと機材を増やしたいなと思うギタリストが手に取りやすいエフェクターですね。
7種類全て少しずつ違ったサウンドを持っているので、好みのものが見つかるのではないかと思います。
では、さっそく紹介していきます。
【TC ELECTRONIC】オーバードライブの7種の違いを徹底比較【レビュー】
7種の歪み量や音質を聞き比べていきます(‘◇’)ゞ
Spark Booster/スパークブースター
まず一発目はSpark Boosterから!
サウンドハウスの評価は4.0、レビュー数8件と人気のブースターです。
トゥルーバイパスなので音の劣化が抑えられ、ゲインブースターもしくはボリュームブースターとして使える一品。
スイッチをオンにした瞬間音が前に出てくるので、バンドの中でも存在感を発揮できそうですね。
ノブが4つ付いていて、かなり幅広い音作りが出来ていい感じ。
ただ、ブースターと名付けられているだけあって歪み量は控えめ。
ディストーションとこのSpark Boosterの2つがあれば歪み系で困らないかもですね。
クリーンブースターとして、もしくは味付け程度に歪ませたい場合に使い勝手のいいエフェクターだと思います👍
Spark Mini Booster/スパークミニブースター
これはSpark Boosterのノブをボリュームだけにして小型化されたエフェクターで、サウンドハウスの評価は4.5、レビュー数は26件とかなり人気の高い製品です。
ノブが一つなので使い方は非常にシンプルで直感的に音量と歪み量をコントロール可能。
操作が簡単かつエフェクターの場所を取らないブースターが欲しいならこのMiniは完璧にそのニーズに応えられると思います。
MojoMojo Overdrive/モジョモジョオーバードライブ
名前がまず変わっているなと思いましたw
Spark Boosterとノブの配置が全く同じで、音質はより歪みかつ硬い印象を受けました。
ブーミーに歪み、低音が結構出つつ粗く歪みますね。
ドライブを上げるとディストーションくらいまで歪ませることが出来ます。
Cinders Overdrive/シンダースオーバードライブ
Cinders OverdriveはSpark BoosterやMojo Mojo Overdriveと比べてToneノブが一つ少ない仕様になっています。
サウンドはピッキングニュアンスによってかなり歪み方が変わる印象。
Driveノブの効きがかなり良く、上品なクランチからギャンギャンしたヘビーなサウンドまで出せるので音作りの幅は広いと思います。
TUBE PILOT OVERDRIVE/チューブパイロットオーバードライブ
お次はTUBE PILOT OVERDRIVE。
スーパーファミコンを彷彿とさせるデザインの内部には真空管が内蔵されていて、本物のチューブサウンドを堪能できます。
歪みは抑え気味かつ、TS系の中音域が盛り上がったサウンドの印象。
ハムバッカー系だと音がつぶれがちなので、シングルピックアップのギターのほうがよくマッチすると思います。
単体としての歪みよりも、アンプの歪みを太くブーストさせる使い方が良いでしょう。
el Mocambo OVERDRIVE/エル モカンボ オーバードライブ
続いてはスペイン風の名称のel Mocambo Overdriveの紹介です。
サウンド的には音が潰れずスッキリしたサウンドのオーバードライブですね。
歪みレベルがゼロでも少し歪み、クランチからオーバードライブまでカバー可能。
癖がないので万人受けするタイプのエフェクターだと思います。
Rush Booster/ラッシュブースター
最後に紹介するのはクリーンブースターのRush Booster。
Volumeノブ一個だけの操作性に迷わないシンプルなブースターで、ソロやイントロで存在感を出したいときにおススメですね。
素直に元々の音を持ち上げてくれるので、クリーンブースターを探している場合はピッタリのエフェクターだと思います。
どのエフェクターも音に良さがある
7種類全て美味しいポイントが異なり、幅広いニーズに応えられる品揃えだと思いました。
個人的にはSpark Boosterとel Mocambo Overdriveが癖がなく、使いやすそうでほしくなりましたw
TC ElectronicはBossやMXRほどの知名度はないですが、低価格帯で良いエフェクターが沢山あり、高い評価を受けているだけのことはありますね👏
有名なエフェクターメーカーより2000~3000円価格が抑えられているので、今後使用者が増えていくかもしれません。
以上、TC Electronicのオーバードライブ7種の比較レビューでした。